あなたのその言葉が一人の人生を救うかもしれない
あなたがその言葉を発した時が世界が変わる瞬間かもしれない
この世界に生きる意味は
自分が生きたことで世界が少しでもよくなることではないか、と
私は思います。
私は、宗教的指導者ではないですし、
一国の首相でもないので
影響力は小さいかもしれない。
それでも、できることはあると思いました。
世界から悲しみはなくならない
でもそれを癒す力は無限に大きくすることができる
優しさの波が、次の波を呼ぶ
最初は小さな波かもしれないけれど、
それはやがて大きなものとなるでしょう
あなたのその言葉が一人の人生を救うかもしれない
あなたがその言葉を発した時が世界が変わる瞬間かもしれない
あなたと世界がしあわせに包まれますように
少し長いですが、本の一節を引用しますね。
「雪のひとひらの重さはどのくらいかな」シジュウカラが野バトに聞いた。
「重さなんてないよ」ハトが答えた。
「じゃあ、おもしろい話をしてあげる」シジュウカラが言った。
「モミの木の、幹に近い枝にとまっていると、雪が降りはじめた。激しくはなく、吹雪のなかにいるような感じでもない。そんなのじゃなくて、傷つくことも荒々しさもない、夢のなかにいるような感じの降り方だった。ほかにすることもなくて、ぼくは小枝や葉に舞い降りる雪をひとひらずつ数えた。やがて、降り積もった雪の数は正確に三七四万一九五十二になった。そして三七四万一九五十三番目の雪が枝の上に落ちたとき、きみは重さなんてないと言うけど−−−枝が折れた」
そう言うと、シジュウカラはどこへともなく飛んでいった。
ノアの時代以来その問題に関してとても詳しいハトは、今の話についてしばらく考えていたが、やがて独りつぶやいた。
「もしかしたら、あともう一人だけ誰かが声をあげれば、世界に平和が訪れるかもしれない」
シンクロニシティ ジョセフ・ジャウォースキー
東京都中央区